ニコニコ動画をみていたら、去年の夏にいった『酷道』の動画が出てきました。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1022536
酷道」425号線を走ってみた その4

ちょうど自分らがいった逆向きの動画ですね。十津川⇒龍神です。
動画で観る限りは「うわー、けっこう狭い道だなー」程度なんですが、これを実際に走ると本当の酷さに驚きますよ。
自分は助手席だったんですけど、もうガラスの向こう側が岩壁ですからね。岩壁。
路肩はほとんど崖下に落ちてますし、ガードレールなんてあってないようなもんですからね。
動画じゃ10分足らずなんですけど、実際には時速20km以下でドルドルと進まないといけないような急カーブの連続が延々と、それこそ何時間って単位で続くわけですよ。
そこにきて運転手の「ガソリンが足りないかもしれない」発言。
これには車内の3人、凍りつきましたよ。即座に切られる冷房と音楽。(ガソリンの消費軽減)
張り詰めた空気。揺られる身体。本当に帰れるのかという不安。
しかも夏場ですからね、蒸し暑さも相まって、本当に酷い状態に。
時間はどんどん過ぎていって、日は傾き始めます。誰もがこんなはずじゃなかった、どうしてこんなことになってしまったのだろう、そんなことを心の中で思っていても、誰も言い出せません。
なぜなら、運転手の「ちょっとこっちの道とおって、帰ってみようぜ」という発言により進路変更し、助手席の「もう少しいったらきっと広い道になる」と、後部座席の「いざとなったらユーターンできる場所探したらええやん」で後戻りできない場所まで進んでしまったのですから……。
というわけで、全員がそれぞれ「やっちまった……」な気持ちを抱えながらもほうほうの体で十津川までたどり着き……あとは、まだまだ続く酷道を抜けて無事に帰ってきていまここでパソコンに向かい合っているわけですよ。ほんと奇跡だなこれ。


チャレンジなさる方は是非、ご一報いただければ。