2010考察

全体:
パワーカードの増加が目に付く。自分が遊んでいた5〜8thあたりの基本セットといえば、打点があまりなく、どちらかといえば、1ゲームができる限り長く続くようにカードが選ばれていたように思う。だが2010においてはタフネスよりパワーの高いクリーチャーが増え、一枚のカードあたりの効果が強くなっている(稲妻や栄光など)印象を受ける。
しかしリセットやカウンターの質は当時より下がっており、相対的にもややコントロールデッキには厳しい時代だろう。
アラーラ・ブロックの恩恵を受けて多色は組みやすくなっている。単色でそれぞれの持ち味を活かすもよし、多色で補いあうもよし。
2010オンリーで構築しても十分強い。


白:
前述通りリセットが厳しい。そしてウィニーが強い。兵士・ビートが気になる。

緑:
ノワールとマナバード同時採録。ほかのクリーチャーの質もよく、単色でも十二分にやっていける。帰化オーバーランの存在で詰みにくいのも好印象。


赤:
目立つのは稲妻、ボール・ライトニング、ヘルカイト。
低域に目立ったクリーチャーが存在していないのでやや安定性に欠けるか。トリコロールやステロイド向けかもしれない。

青:
殴れるクリーチャーが増えた。もうパワー1の色とはいわせん。低域ドロソからバウンス、カウンター、フライングなど一通りあるので青らしい青が遊べる。混ぜる相手は白一択ではなくなったので慎重に選びたい。


黒:
もっさり。ハンデスに偏った収録にも見える。ビートダウンは他のエクスパンションに頼りたい。単色でコントロールは難しいか。強そうなパーツはあるので他ブロックとの組み合わせに期待しよう。