ということでMTGのブロックごとのまとめなのだわ


テンペスト・ブロック
テンペスト、ストロングホールド、エクソダスの3つのセットからなるブロック。
別名Rath Cycle(ラース・サイクル)。
ブロック固有のキーワード能力はシャドーとバイバック。
他にはリシド、スリヴァー、スパイクといったクリーチャー・タイプ、
タウンズフォークのサイクル、コーのダメージ移し変えなどのシステムが登場した。
全体的に強力なカードが多く、特にコンボ向けのカードがかなり充実している。
(魔の魅惑/Aluren、ドリーム・ホール/Dream Halls、精神力/Mind Over Matter他多数)
もちろん、それ以外にも優秀なカードは多い。
その分、禁止カードとなったカードも何枚か存在している。
イラストが全体的にアメコミ調。設定もスタートレックやエイリアン等SFの影響が強い。
史上初の5色カードスリヴァーの女王/Sliver Queenは皆を驚かせた。
(以上、wikiより引用)



・とば的視点
私がMTGをやりはじめる時期よりちょっと前に出ていたブロック。
とにかく強いカードが多くてみんなの憧れの的だった。
しかしそれ故に禁止されているカードも多く、扱いづらいブロックといえる。
特筆するカードはやはりスリヴァーとシャドー、そして全体除去の多さに呪われた巻物などのアーティファクト郡、そしてバイバックの強さ。
1枚1枚のカードパワーが強いため、ごり押しでもいけるかも……?
「各種メダリオンヴァンガードのハナ」はもはや壊れ。下手をすると《転覆/Capsize》が0マナでバイバックしてきて目も当てれない。
オススメは≪水底のビヒモス/Benthic Behemoth≫
でかいんだぜ 青いんだぜ 島渡りなんだぜ







マスクス・ブロック
メルカディアン・マスクス、ネメシス、プロフェシーの三つのセットからなるブロック。
別名Masquerade Cycle(マスカレイド・サイクル)。Masqueradeとは仮面舞踏会のことである。
ブロック固有のキーワード能力は消散のみ。しかも登場は小型エキスパンションであるネメシスのみである。
その代わり、レベル、傭兵、スペルシェイパーといったクリーチャー群やリスティックの登場、インスタントメント、ピッチスペルの復活があった。
現在であれば、いくつかの能力は能力語として登場していたかもしれない。
テンペスト・ブロック、ウルザ・ブロックが壊れすぎていたためか全体的に弱めに見られているが、
実際にはピッチスペルなどのバランスの取れた良カードが多く、エキスパンションとしての完成度はむしろ高い方である。
だがプロフェシーは「最後のエキスパンションは強い」というジンクスを破ってしまったほど明らかに弱かった。
逆にネメシスは消散をはじめとして、比較的強力なカードが揃っている。
(以上、wikiより引用)


・とば的視点
カードバランスはこのブロックがいままでの中で一番良かったかもしれないブロック。
全体的に「あれ、どんなカードがあったっけ? レベル?」なんて言われがちなブロックだが、『誤った指図』や『水位の上昇』『戦争税』なんて青いカードたちのことも忘れないでください。
しかしどこを見てもテンペストブロックに劣ってしまう感じが否めない。
それでもきらりと光る小粒のウィニークリーチャーたち@レべリオン&マーセナリー
ねぇ、魚のことも忘れないでね?
注目すべきカードはやはり『ブラストダーム』か。









インベイジョン・ブロック
インベイジョン、プレーンシフト、アポカリプスの3つのセットからなるブロック。
テーマは多色で、マルチカラーカードがテンペスト・ブロック以来久しぶりに復活した。
このテーマは友好色同士に留まらず、対抗色同士、3色、5色のカードが登場し、特に対抗色カードはコストの割に強力なカードが多かった。
単色カードも、カードの色とカードが持つ能力のコストの色が異なっているものが多い。
ブロック固有のキーワード能力はキッカーのみであるが、所有地カード、山分けカード、分割カードなどの独特なシステムがある。
特に分割カードはこれまでに無いデザインで、見た人を驚かせた。見た瞬間にエラーカードだと思った人もいるくらいである。
歴代のブロックの中でもトップクラスの人気を誇る。
このブロックのリミテッドは非常に楽しい。リミテッドでまともな5色デッキにお目にかかれるのはおそらくこのブロックだけであろう。
多色推奨ということで2〜3色のマナを出す土地は充実しているが、それ以上、すなわち5色地形が異常に弱い。
遺跡発掘現場/Archaeological Digや見捨てられた都市/Forsaken Cityは特殊なデッキにかろうじて居場所を見つけたが、隕石のクレーター/Meteor Craterに関してはフォローのしようが無いとまで言われる。
もっとも、この環境で有用な5色地形がいくつもあったら、それこそ5色のパワーカードを寄せ集めただけの戦略もへったくれもあったものではないデッキばかりになってしまうので、仕方の無いことかも知れない。
(以上、wikiより引用)


・とば的視点
多色推奨。とにかく多色だと有利。
当時は5色のドラゴンを暴れまわらせるデッキが流行っていた。カードが全体的に重ためで、テンペストのような即効性はない。
カラーリングとしては黒を含めた赤黒、青黒が強く、世に言う『クローシスカラー』がキラリと光っていた。
最も、緑白青のトリーヴァ、赤緑白のデアリガズも十二分に強いデッキといえる。
とにかく多色なカードばかりなので、単色のカードはいまいちピンとこない。
アポカリプスにおいては敵対色のカードが使われており、こいつらがもう頭おかしいんじゃないの? っていうぐらいに強いので使ってみること推奨。
『荒廃の天使』さまのハルマゲっぷりには頭があがりません。あと、『死のわしづかみ』はガチ。
ところで『ウェザーライト』のカードイラストが2種類あるのを忘れている人も多いはず。










オンスロート・ブロック
オンスロート、レギオン、スカージの三つのセットからなるブロック。
テーマは「部族」で、それまで比較的軽視されていたクリーチャー・タイプが重要な要素となり、
クリーチャー・タイプに関連するカードである部族カードが多数登場した。
また、レギオンは「全てのカードがクリーチャー・カード」という前代未聞のセットであった。
ブロック固有のキーワード能力は変異、増幅、挑発、ストーム、サイクリング。
このうちサイクリングはウルザ・ブロックからの再登場だが、コストが(2)固定であった以前に比べ、色マナを使う等のコストの多様化、サイクリング誘発型能力の登場、亜種である土地サイクリングの登場(スカージ)といった発展がみられた。
キーワード能力の二段攻撃と畏怖が初めて登場したのもこのブロックである。
畏怖に相当する能力は以前から存在したが、このブロックからキーワード能力となった。
主に扱われているクリーチャー・タイプは、
クレリック、兵士、鳥、ウィザード、ゾンビ、ゴブリン、ビースト、エルフの8つ。
これらはオンスロートにおいて部族専用の土地も登場している。
他にはイリュージョン(→霧衣)や昆虫やドラゴンなどがやや多めに登場する。
(以上、wikiより引用)


・とば的視点
クリーチャーが多いのでそれらをピックしていく。
某軍曹が「クリーチャーで殴るしかないのか〜」って言っていたがまさにそれしかない。何故なら、上記のようなレギオンの存在があるからである。
禁止カードもなく、比較的平和。ゾンビやゴブリン、エルフの速度とテンペストが噛み合ったとき、どのようなシナジーを展開させてくれるのかが見物だろう。
しかし青は恵まれない……。クリーチャーもイマイチピンとこない(サイズ的にも能力的にも)者ばかりなのに、スペルまで減らされてはかつての『青い時代』を知るものとして、残念な限りである。
たまには『名もなきもの』のことを思い出してやってくれませんかね。あと、イクシドール。
ちなみにフェッチランドを搭載しているのはこのブロック。
ところですっかり忘れ去られている『増幅』のキーワードは、手札の公開が条件である。













第5版
5番目の基本セット。基本地形の絵違いを含む、449枚のカードが収録された過去最大の基本セット。
この枚数になったのは、第4版とクロニクルの統合を意識したため。逆に言えば、第4版+クロニクルの枚数は503枚なので、Type2(現スタンダード)で使える基本セット環境という意味では、これでもカードの選択肢は減っている。
アンティに関するカードと、セラの天使/Serra Angelに代表される強力なカードが多数抜かれたが、それでもボール・ライトニング/Ball Lightning、ネクロポーテンス/Necropotence、悪疫/Poxといった有名カードが収録されており今でもファンが多い。
また従来からあったカードのいくつかについて、イラストが根本的に描き直された。
例えばラッキーチャーム類など、基本セットだけにしか存在しない/しなかったカードのイラストが変更されたのは初めてのこと。
一部背景・紋様を消すといった細かい変更は以前にもあったが、根本的な変更は初めてだった。
このセットの導入時(実際は直前のミラージュ導入時)に大規模なルール改正が行われ、現在使われているルールの下地ができあがった。
旧ルール、古いルールというとこの第5版ルールを指すことが多い。
マナを出す能力はインタラプトからマナ・ソースとなり他の能力や呪文に割り込まれなくなった。
戦闘ダメージが定義され他のダメージと明確に区別されるようになった。
連鎖の中で起こったダメージやクリーチャーの強化は連鎖の終了を待つことなく、呪文が解決された時点で適用されるようになった。
マナ・バーンはダメージではなくライフを失うことと定義された。
プレイという用語が採用されたり、テキストの表記が「コスト:効果」となったのもここからである(ただし、起動型能力だけでなく、その呪文をプレイするための追加コストもこのように記述されていた)。
英語版・日本語版などにおいて、この版までの基本セットにエキスパンション・シンボルは記されていなかった。
第5版では、中国語簡体字(いわゆる北京語)版にのみ、シンボルとしてローマ数字の5(V)が記されていた。
簡体字版の発売は他の版に比べて遅く、第6版の発売時期に近かったことが試験的にエキスパンション・シンボルを採用した理由と思われる。
基本セットにペインランドが初収録された。まだまだ日本人のカード資産が少なかった時代なのでアイスエイジにしか存在していなかったこれらのカード目当てに箱買いするプレイヤーも多かったが、史上最大の基本セットたるこの枚数が大問題。
何しろ総枚数が猛烈に多いので、目当てのレアカードどころか、コモンですら4枚コンプも難しいという有様だった。1ボックス開封してもラノワールのエルフ/Llanowar Elvesを1枚しか引けない、生命吸収/Drain Lifeは1枚も引かなかった…などという事態も日常茶飯事だった。
入れ替わる様にスタンダード落ちしたアイスエイジが安値で叩き売られていたのだが、実はこちらの方が総枚数は少ないので、ペインランドや道化の帽子/Jester's Capを引きたければこちらを箱買いするのも手だった。
(以上、wikiより引用)


・とば的視点
1997年3月発売。私がはじめてマジックに触れたのがこのセットである。道真氏はわかっておる、わかっておるのう。
いまでも思い出すのが当時のルールブックで、カードと同じサイズなのにページ数がとんでもなく多いものであった。
字も小さく、とても読みづらい。だが、当時中学生の私にとって「うわ、グローバルスタンダード!」みたいなそういう、なんだかよくわからない強烈なイメージを叩き込んでくれた。洋物ゲームって、こういうのなんだ! みたいな。
カードの絵柄もなんだか全体的にきな臭くて、海外産ゲームらしいカードが多い。
特筆すべきはネクロポーテンスなど、禁止カードの存在。あれらが普通に横行していたから困る。
カード総数が多いため、デッキの幅が広くとれる。
クリーチャーにしてもスペルにしても割と安定した強さを誇っているので、第5版限定構築をしても困らないかもしれない。
白は十字軍、緑はラノワールのエルフ、赤は火葬、青は対抗呪文、黒は暗黒の儀式と黒死病。これらからマジックの色というものを感じ取っていただきたい。











第6版
6番目の基本セット。
分かりにくいとされるルールが不採用となり、「初心者向け」という基本セットの方針を固めたセットでもある。
第5版と比較して、トランプル、プロテクション、ランページ、バンドが不採用となり、土地渡りにも注釈文が加えられている。
また、召喚酔いがルール上は俗語となり、キーワード能力として速攻が加わった。
セット全体の枚数も第5版より約100種類も少なくなり、当時の他の大型エキスパンションと同規模になった。
これ以降、基本セットにおけるアーティファクトや土地のコモン枠が無くなった。
ゴブリン徴募兵/Goblin Recruiterがゴブリンの凶悪化によりエクステンデッドで禁止された。
教示者が採用されていたが、ことごとく禁止や制限を食らっている。
回想/Recallに至っては、当時既にヴィンテージで制限されていたにもかかわらず再録された。もっとも、スタンダードなどではそれほど脅威でもなかった(現在は制限解除)。
このセット以降、基本セットにもエキスパンション・シンボルが描かれるようになった。
(エキスパンションではないのでエキスパンション・シンボルと呼ぶのは本来おかしいのだが、他に呼び方が無いので仕方ない)
ちなみに中国語簡字体(いわゆる北京語)版では、第5版からエキスパンション・シンボルが書かれていた。
このセットの導入にともない大規模なルールの変更が行われている。
引いてきたカードで呪文をカウンターできるようになったのも第6版からである。
以下は変更されたルールの一例。
リンボ、連鎖を廃止し、代わりに今ではおなじみのスタックの導入
フェイズやステップの構成の大幅な変更
メイン・フェイズの一部であった戦闘が独立したフェイズになる
ダメージ軽減ステップが廃止され、再生の盾や軽減の盾という概念を導入
再生が破壊を置換する置換効果になる
ライフが0以下になるとフェイズ終了を待たず即座に敗北
マナ能力の導入
インタラプト、マナ・ソースの廃止
タップ状態のアーティファクトがオフになるというルールの廃止
タップ状態のブロック・クリーチャーは戦闘ダメージを与えないというルールの廃止
ごく一部のカード(空飛ぶ絨毯/Flying Carpetや城壁/Castle)のテキスト変更
あまりに変更が大きかったため、ありていにいって古いカードのオラクル修正が間に合っていなかった節があり、特に非スタンダードの環境での整備が遅れ、紆余曲折が多々生まれていた。
実際、想定外の(非常に強力な)使われ方のできるカードがいくつか生まれ、大慌てでエラッタが出されていた(その中でもPhyrexian Devourerが有名)。
2色地形のテキスト部分が、生み出せるマナの色2色で塗られるようになった。
カードの主な再録元はアイスエイジ・ブロックとミラージュ・ブロック。
(以上、wikiより引用)


・とば的視点
1999年4月発売。世界中が「うわー、今年ってノストラダムスの大予言の年じゃんよー。どうする、俺ら死ぬしかなくね?」とか言っている夏の日に、ウチら中学生連中は「やっぱ5版だよなー」「5版強いよね」とか言っていた。
なんだかルーリングがいくつも訂正されたらしいが、当時の私たち5版組みにとってはたいした問題ではなかった。むしろ、5版からスタートしたくせに6版のルールではじめて学んだようなものである。
6版が出るまではいくつもハウスルールが使われ、場は混沌としていた。具体的な例で表すと、「再生を使って墓地から場に出す」「エンチャントを違うカードに付け替える」「壁で4体のクリーチャーをブロック」など。
この頃からルールブックも大きめで読みやすいものに改正され、それらを熱心に読み込んだ先人たちがマジックのルールを解明していった。
ちなみに私は5版の最後の最後でマジックをスタートしたため、すぐに6版に移行となった。カオスルールの影響をあまり受けなかったのは、そのせいかもしれない。
注目のカードはやっぱり『シー・モンスター』ですよね!
じゃなくて、教示者シリーズは例外なく強いので、一度は体験していただきたいカードだ。








参考文献 : MTG wiki