納涼ちょっと不思議な時空の歪を話さないか祭りinとばログ。第2弾。
今回もファンタジー? メルヘン? な話を選りすぐってみました。
どうぞお楽しみください。




と、いうところで私の体験談を(2ちゃん風に)ひとつ。


1 :とば@ :06/06/29 16:40
当方、兵庫県の田舎町出身。


小学校の頃の話だ。当時は家族4人で川の字になって寝ていた。
ある夜、寝りにつく少し前のこと。あの頃は10時になると両親に寝かしつけられていた。
でもその日はなかなか寝付けなくて、姉と母と三人して起きていた。父は寝ていた。
大体11時ごろ。ボーっとしながら、ふと耳を澄ませば、外から「カンカンカンカン……」と踏み切りの音が静かに聞こえてくる。まさに遠くから響いてきている感じ。でも、はっきりと聞こえる。
不思議に思ったので、まだ寝ていなかった姉に話すと、姉も聞こえるそうだ。
母もまだ起きていたので母に二人してたずねてみると、
「遠くの音が響いてきてんねん」
と、言う。なぁんだ、そんなことか、と何故かとても安心してよく寝た。
それ以来、一度も踏み切りの音を聴いたことはなかった。










いま考えてみれば、夜の11時に走る電車はない。